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スリランカの港に旗めく中国の五星紅旗、99年間租借の理由とは

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先日、パキスタンのグワダルについての記事を書きながら、スリランカのことが気になっていた

中国による21世紀の帝国主義的な象徴としてこのスリランカの港は取り上げられることが多い

ちょうどいい記事を見つけたのでスリランカの港について書くことにした

 

スリランカはインドの南に位置する仏教国である

そして、中国が推進する一帯一路において、海の交通路の中継地としてこのスリランカは重要な位置にあるのだ

発展途上国であるスリランカは中国からの甘い話にまんまと乗ってしまう

 

ハンバントタ港の建設は前政権で親中派のラジャパクサ政権によって決められることとなる

約13億ドル(1300億円)の建設費は中国の融資によって賄われることになった

この融資の利子は約6.3%と高金利であり、この金利は資金のないスリランカにとっては到底払えるようなものではなかった

そのため、支払う代わりに港をリースとして中国に引き渡されることになった

やっていることは闇金と同じだ

 

スリランカ国内でも批判が噴出している

特に港湾労働者は仕事を失うのではという危機感を抱き、ストライキを起こしていたりする

政府は沈静化に躍起になっている

 

ハンバントタ港の中国へのリースの期間は99年間となっている

 これは対華二十一ヶ条における旅順・大連(関東州)の租借期限、満鉄・安奉鉄道の権益期限を99年に延長することという条文と同じ意味を持っている

つまり、永久租借であり、事実上の割譲というわけである

 

これに危機感を抱いているのがインドである

スリランカはインドのすぐ近くであり、インドの庭と言っても過言ではない

そんなスリランカに中国が勢力を伸ばしてきているのだ

インドとしてもたまったものじゃないだろう

それにインドと中国は国境問題で争っており、この問題はいまだに解決に至ってはいない

 

そのインドはハンバントタ港から20キロ離れたところにあるマッタラ・ラジャパクサ国際空港の権益の購入に関心を示しているというのである

この空港はラジャパクサ前大統領の肝いりで建設された空港であった

しかし、利用人数が1日10人ほどと誰が利用してるのかわからないぐらい閑古鳥が鳴いていた

まさに開店休業状態である

あまりに利用されないので一時期、米の貯蔵庫として利用されたぐらいである

 

そんな、なんの価値もないような空港に何故インドは関心を示しているのか

それはハンバントタ港をリースする中国への対抗のためである

港を有するのであればこちらは空港を有して対抗しようというのだ

中国を牽制するのにちょうどこの空港がよかっただけであるが

港に対してこの空港に経済的な価値は今のところない

インドが権益を購入して、空港周辺を開発するならば別であろうが…

 

南アジアの大国であるインドの影響力が中国により減少し、さらにインド洋やインド周辺の海域を中国艦船が自由に航行する事態をインドは危惧しているのである

 

スリランカをめぐる争いがこれからどうなるのか…

インドと中国という大国の争いは続くのであった

 

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